犬を叱る

友達に「犬がう～って言うんだけど」と相談を受けました。
「う～って言われてどうしてるの？」と聞くと
「叱ってる」とのこと、ま、たいがいそうだろうけど。

「叱らないであげて」と言いました。
犬の代わりに言いました。
「怖いから唸ってるんだ」と。

「それは嫌なんだ」「それ以上続けるなら噛むよ」と。
それを続けたから噛まれた。ある意味当然の話しです。

唸ることを禁じられた犬は、唸らずにイキナリ攻撃に出るようになる可能性があります。
そっちの方がもっともっと危険だと私は思ってます。

じゃ、どうすればいいのか？？
と、友達も言ってました。
「叱ることを考えずに褒めることを考えたらいい」と答えました。

具体例はここでは挙げませんが、
「犬としっかり会話をする」ことを勧めました。
今の状態では、犬の言ってることを無視してる状態だ、と。

本当に犬の勉強をしないといけないのは、
私なんかではなく、犬の家族なんだ、と伝えました。
それが愛犬家の間に広まらない限り、
日本の犬事情は良くならないと思います。
プロのレベルだけが上がっても、あまり意味がないと思ってます。

噛み癖があるにもかかわらず「口輪はかわいそう」という。
犬事情が進んでる国では、
しつけ教室にしっかり通い、噛んだことなんてない犬でも
人ごみに連れて出る時などは口輪をしてる人が多いです。
って、いうか当たり前のマナーなのです。
ドッグランなどは犬好きの人ばかりですが、
商店街の散歩はそういうわけにはいきません。
犬が怖い人は「しつけられてる」「しつけられてない」は
全く関係なく「犬は怖い」んです。

犬が大事だからこそ、
いつも一緒にいたいからこそ、
そしてトラブルにならないように（守ってあげるために）
口輪は必要なんだと思ってるんですね、きっと。
そこまで意識ができてるから、犬をレストランに連れて行ける国になります。

レストランに連れて行く　ということばかりに気をとられないで
そのためにどんな努力をしてるか　ということに気を向けて欲しいです。