人間失格

読み終わりました～。
時間かかってますね、結構（笑）

太宰の自伝だとも言われてる小説ですが、
本当に自分の経験も盛り込んで書かれてるみたいでした。
書き終えて数ヵ月後に太宰は自殺してます。

「幸福」に憧れながら、「幸福」を恐れてるような
その主人公を、とても人事には思えず。
自分を演じながら生きてた主人公が、
何だか自分と重なりながら……。
最後は社会からはずされてしまう主人公ですが、
自分もそうなるかもしれない、と感じながら読みました。

ま、徹底的に主人公と違うのは
「主人公はもてる」「私は全くもてない」ところ。
何処か守ってあげたくなるようなオーラを放ってる主人公なので、
女の人にはよくもてるのです。
次々、女性が出てきます。

もし「読んでみたい」と言う方がいたら、
図書館に行くもよし、本屋に行くもよし、ブックオフに行くもよし、
私に「貸して」と言うのもよし。

…最後に太宰の娘のあとがきがあり、そこが１番おもしろいかもしれない…